怖いなのこと
昨日もライブに行った。
仕事終わりに1人で。
これも、君が教えてくれたバンド。
一番好きな曲はやってくれなかったけど。
楽しかった。
この間、電車で別れて、帰る前にメールがきた。
心配だから、家に着いたらメールしてって。
そんなん言うくらいなら送ってくくらいしろって言ったら、「今のオレはそれ言いたくても言っちゃダメじゃん」って。
どういう意味やねんと。
正直、期待してしまう自分もいるのですよ。
「いろいろ思うところはあったけど、楽しかったよ。仕事、大変だろうけど、頑張れ」って。
何を思ったんだかね。
会場出るとき、人多いからって、肩に手を置いたのは何だったんだい。
ふれなかったけど。
つい、懐かしくなったんだろ。
帰りの電車の中、並んで吊革を握っていたら、じっと見ていたのは何だったんだい。
可愛いなって見惚れてたんだろ。
嫌いになって別れた訳じゃないから。
やっぱり一緒にいると、楽しくて。
でもね、怖いんだ。
正直。
楽しいこと、嬉しいこと、たくさんあった。
けどそれが、楽しかったぶん、嬉しかったぶん、ツラくてツラくてかなしい思い出になってしまって。
一度壊れたものは、もう二度と、同じようにはならない。
よくなることもあると思う。でも、前より悪くなることもあると思う。
何考えてるの?
聞きたいよ。会いたいよ。でも怖い。
もう傷つきたくない。
もう裏切られたくない。
それは、相手が誰であっても。
恋をするのが怖い。
それでも、恋をしたいと思ってしまう自分を蔑む。
愛されたいと願ってしまう。
泣きそうだ。