忘れるということ
今週のお題「映画の夏」
ファインディング・ドリーを見ました。
可愛くって、くすくす笑えて、うるうるもできて。
いい映画だったと思う。
両親の愛と支援と心配と。
それらを悟られまいとする様子と。
いつか親になることがあったなら、あんな親になりたいな。
大丈夫だよ。なにも心配ない。こうすればいいんだよ。
素敵だなあ。
そしてドリーの忘れんぼうなところ。
映画としては障がいとしてのことなんだろうけど。
すぐに忘れてしまうのと、いつまでも覚えているの、どちらが幸せなんだろうか。
うれしいこと、たのしいこと、しあわせだったこと、かなしいこと、くるしかったこと、涙がとまらなくなったこと。
どんな記憶でさえ、少しずつ少しずつ風化していってしまうものだけれど。
いつまで、どれだけのものを抱いたままいくのだろう。いけるのだろう。
いつになったら進めるのかな。
はあ。
純粋に映画の内容だけを楽しめなくなったのはいつからなんだろう。
自分と重ねて比べて思いをはせる。
大人になったってことなのかな。